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東京都・環境省、閣僚会議受け25日にヒアリ対策会議

2019年10月21日 (月)

行政・団体東京都と環境省は21日、同日開催された特定外来生物「ヒアリ」の対策に関する緊急閣僚会議を受けて25日に「東京港におけるヒアリ等対策連絡会」を開催することを明らかにした。

連絡会には港湾局、環境局、福祉保健局、建設局、港区、江東区、品川区、大田区のほか、オブザーバーとして東京港埠頭(東京都江東区)と東京港運協会(東京都港区)も出席する。

閣僚会議で指示のあった(1)ふ頭内全域への殺虫餌の設置(2)調査対象地域の拡大(3)港湾管理者・事業者による水際監視の強化――などの防除対策に加え、注意喚起の方法についても検討するものとみられる。

ヒアリの確認は2017年6月に初めて報告されて以来、国内でこれまでに45事例報告されているが、45事例目となる今月の東京港青海ふ頭の調査では、7日からの累計で働きアリ750個体と有翅女王アリ50個体以上に加え、一定規模のコロニーが発見されている。

菅官房長官は21日の会見で「これまでとは次元の異なる事態」として、政府一丸となってヒアリの防除対策に取り組むことを明らかにした。東京都と環境省は、それぞれの特設サイトでヒアリに関する注意を呼び掛けるとともに、環境省の「ヒアリ対策ダイヤル」を21日から土日祝を含む毎日開設することを発表した。

ヒアリ関連情報
■「ストップ・ザ・ヒアリ 改訂版」(環境省資料)
http://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/20190314hiari.pdf
■「気をつけて!危険な外来生物」(東京都環境局特設サイト)
http://gairaisyu.tokyo/species/danger_15.html
■環境省「ヒアリ相談ダイヤル」
TEL:0570-046-110