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NCA、世界一周便の休止など路線網を変更

2019年10月28日 (月)

ロジスティクス日本貨物航空は25日、安全で確実な運航とサービス向上を目的に、10月27日以降の冬期スケジュールから路線ネットワークの最適化を行う、と発表した。

同社は、機材配置の最適化、運航経路の見直し、総飛行時間の短縮などの運航効率化により、機材稼働に余裕を持たせて定時性を改善するほか、今後は自社運航する8機の大型貨物専用機「ボーイング787-8F」と提携先のアトラス航空が運航する機材を最大限活用し、安定した定期便サービスを提供する。また、チャーター輸送サービスや三国間輸送サービスの拡大も同時に進めていくという。

運航計画の変更は次の通り。

■米国・シカゴ線
2020年1月以降、一部の成田出発便で出発時刻を成田発14時台から、22時台に変更。一部のシカゴ発成田到着便で、到着時刻を7時台に早める。これにより、成田空港への搬入受付時間が後ろ倒しになるほか、輸入貨物の引き渡し時間が短縮される。

■米国・ロサンゼルス線
10月27日から、一部の運航便をアトラス航空との共同運航による「ボーイング787-400F」から自社運航の「ボーイング787-8F」に変更する。大型機材に変更することで、長尺物などフレイターサイズ貨物に対応するスペースが増加する。

■アジア線
10月27日から、上海浦東からシカゴに直行するサービスを新たに週1便開始。今後、増便も検討していく。

大西洋線・欧州線
世界一周便路線(成田-アンカレッジ-シカゴ-フランクフルト・ハーン-ミラノ-成田)は、運航効率の最適化を考慮し、成田-アンカレッジ-シカゴ間の折り返し運航に変更。これによりシカゴ発フランクフルト・ハーン到着便については12月24日発まで、フランクフルト・ハーン発成田到着便については、12月25日発までとなる。

欧州線は、成田発着の週4便(成田–アムステルダム–ミラノ–成田)を従来通り運航。成田-フランクフルト間サービスについては、アムステルダム空港でのトラック接続サービスを継続する。

一方、ミラノ発サービスは、成田発着便と合わせてパートナー航空会社との提携によるサービスを強化する。