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ゼロ、三菱自向け完成車輸送寄与し1Q大幅増益

2019年11月8日 (金)

財務・人事ゼロが8日発表した2020年6月期第1四半期決算は、売上高229億円(前年同期比9.5%増)、営業利益12億円(3.5倍)、四半期最終利益8億円(前年同期は0.2億円の利益)となった。

主力の車両輸送事業で8月中旬から三菱自動車工業の完成車輸送を開始。消費増税に伴う駆け込み需要もあり、新車・中古車の輸送受託台数が増加した。中古車輸出事業は台風15号の影響で船積みが遅れたため減収となったが、自動車関連事業全体では増収を確保した。

同事業では、地域ブロック化を完了したのを機に「協力会社を含めた輸送体制」の再編を加速。計画的な配車の実現や全国物流網の最適運営を目指すとともに、コスト管理を継続している。こうしたなか、1月から輸送料金改定を実施し、実際の耐用年数に合わせる目的で輸送機材の減価償却期間を見直したほか、燃料費単価が前年同四半期を下回ったことで、大幅な増益につなげた。

通期は売上高950億円(前期比5.3%増)、営業利益40億円(21%増)、最終利益23億円(38.7%増)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/6/1Q19/6/通期19/6/3Q19/6/中間
売上高22,931 [9.5%]90,228 [10.8%]66,944 [12.3%]43,179 [11.9%]
営業利益1,217 [246.7%]3,305 [-19.7%]2,175 [-31.9%]764 [-60.3%]
最終利益803 [3391.3%]1,658 [-22.1%]888 [-45.6%]-45 [ - ]
売上高営業利益率5.3%3.7%3.2%1.8%