M&Aテラドローン(東京都渋谷区)は6日、中国・杭州のドローン物流企業「アントワーク社」と日本国内の独占代理店契約を締結し、同社のドローン物流システムを販売開始する、と発表した。
アントワーク社は、ドローンとAI技術を融合し、全自動の物流システムを開発しているスタートアップ企業で、既に中国で郵便、宅配、出前、医薬品などのドローン配送を実用化。同物流システムはスターバックスやKFCなどの企業に導入されており、30キロ以内の距離であれば、最大7キログラムまでの食料品を30分以内での配送が可能で、雨天での配送も可能だという。
テラドローンは、日本国内で同システムを構成するドローン本体とソフトのパッケージ商品を独占販売するとともに、同社でも食料品の出前サービスを展開する。今後は両社のドローン運航管理システム、AI技術、SLAM技術などの最先端技術を組み合わせることで、より優れたドローン物流システムを共同開発していくとしている。

▲アントワーク社のドローンで配達されたKFCの商品を手に持つテラドローンの徳重徹代表(中央右)とアントワーク社の社員