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テラドローン、独ドローン実証に技術提供

2021年10月13日 (水)

(イメージ)

国際テラドローン(東京都渋谷区)は13日、海外のグループ会社ユニフライ(ベルギー)がドイツ滑空機研究所とその子会社のドロニクによるドローン商用化を目指したハンブルグ港の実証実験向けに、無人航空機の運航管理システム(UTM)に関する技術を提供したと発表した。

実証実験は9月中旬にドイツの国家プロジェクトとして開始されたもので、有人機のヘリコプターや飛行機などが飛び交う同国の空域を管理するDFSと、DFSとドイチェテレコムの合弁会社でドローン追跡プラットフォームを展開するドロニクが主導。連邦交通デジタルインフラ省(BMVI)からも資金提供を受けるなど、国を挙げて推進している取り組みとなる。

2023年1月から適用される欧州規則に対応するため、ドローンの飛行領域確立に必須となるテスト飛行を行う。実証実験ではドローンの無人飛行の安全性を確認する予定で、より実際の利用シーンに近い状況下で飛行実験する。飛行中ドローンのリアルタイム映像を元にした、緊急時の運航シナリオも検証する。

日本では22年からドローン規制が一部緩和されることになっており、テラドローンはユニフライの知見を日本のドローン市場拡大に生かす。