サービス・商品中古車・家電の海外輸出を手掛けるビィ・フォアード(東京都調布市)は10日、国内の企業が簡単に海外輸送ができる物流サービスの提供を開始する、と発表した。
新サービスは、海外への販売を行っている企業や海外マーケットの拡大を狙う企業の輸出業務を代行するサービスで、ビィ・フォアードが貨物の引き取り、梱包、輸出手続き、通関申告、現地輸送、トラブル対応までをワンストップで対応する。
輸送手段は、予算や所要日数などから海上・航空・内陸国のローカル陸送から選択可能で、追跡システムによる配送状況の確認もできるという。
同社は、年間16万台の中古車を輸出する中で、輸出手続き、輸送、通関、現地配送サービスを構築し、アフリカ、カリブ、ヨーロッパを中心に世界150以上の独自の輸送ルートを保持。特にアフリカでは毎月7000台の中古車を輸送しており、新興国への独自の物流網や、現地代理店によるキャラバン隊での配送、現地輸送網であるシティーデリバリーの整備などを通じて内陸地までラストワンマイルのルート開拓を実現した。
ビィ・フォアードの山川博功代表「これまで構築してきた物流のプラットフォームを提供することで、輸出販売や越境ECを手掛ける企業の手助けやマーケット参入へのきっかけとなれば嬉しい。日本から世界へ中古車を運ぶだけではなく、必要とされているものを運び、従来行き届かなかった国まで商品を届けることで、世界の生活をより豊かにできると考えている。日本の製品を必要としているより多くの世界の人々に商品を届けるため、今後もビィ・フォアードは事業の発展に努めていく」