国際日本郵船は28日、ボロレアフリカロジスティクス(ボロレ社)、豊田通商と共に、エジプトの東ポートサイード港で完成車専用ターミナルの運営を行う委託契約をスエズ運河経済特区庁と締結した、と発表した。2021年末の商業運転開始を目指す。
3社は同国初となる完成車の専用ターミナルを建設し、大型自動車専用船2隻が同時に着岸可能な岸壁と車両収容スペースを確保。ボロレ社の港湾運営ノウハウ、豊田通商のエジプト事業実績、日本郵船の完成車輸送・ターミナル運営経験――の3つを合わせ、今後の需要増大に対応する。
エジプトは、人口増加と経済発展により、自動車市場の拡大が見込まれているが、完成車輸入の主要港であるアレクサンドリア港は、多目的港であるためスペース不足などの課題を抱えている。
岸壁:600メートル
敷地面積:21.2ヘクタール(蔵置可能台数:1万台)
商業運転開始:2021年末