日本郵船、トルコに完成車専用ターミナル

ロジスティクス日本郵船は6日、トルコ有数のコングロマリット「OYAKグループ」傘下の港湾運営会社「OYAKデニズジリク・ヴェ・リマン・イシレッメレリ社」と合弁会社を設立し、イスタンブール近郊のヤルンジャ地区に完成車専用ターミナルを建設・運営すると発表した。

OYAKデニズジリク社の事業基盤と日本郵船の自動車輸送、ターミナル運営ノウハウを活かし、完成車の輸出入が拡大すると見込まれるトルコで日系自動車メーカーなどの顧客ニーズに対応する。

イスタンブールで5日、OYAKゼネラルマネージャーのスレイマン・サバシュ・エルデム氏、日本郵船の力石晃一専務経営委員が出席し、合弁会社の設立契約に調印した。

▲（写真左）OYAKスレイマン・サバシュ・エルデムゼネラルマネージャー（右）日本郵船力石晃一代表取締役・専務経営委員

日本郵船がバース（岸壁）建設から携わる同ターミナルは、イスタンブール近郊で初の完成車専用の大型ターミナルで、2019年半ばの運営開始を目指す。併せて完成車の納品前点検・補修・部品補給サービス（PDI）も提供する。

同国コジャエリ県ヤルンジャ地区に建設するターミナルは、完成車専用ターミナル事業として岸壁全長539メートル、水深12-14メートル、ヤード総面積18万平方メートル、収容台数8000台規模で整備する。