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日港協に緊急事態宣言への備え申入れ、港湾労組

2020年4月6日 (月)

ロジスティクス全国港湾労働組合連合会(全国港湾)と全日本港湾運輸労働組合同盟(港運同盟)は3日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本港運協会(日港協)に対し、緊急事態宣言がだされた場合に備えるよう申し入れを行った。併せて、国土交通省港湾局と厚生労働省職業安定局に対しても同様の緊急対応を促した。

(イメージ画像)

申し入れは港湾労働者の安全確保、緊急事態宣言が出された場合の港湾運送事業の安定的な継続などに取り組み、これらの申し入れ内容について話し合うために中央港湾団交を早期に開いて「実行できる施策」から直ちに着手することを求めている。

港湾労働者の安全確保では、本船側からマスクを着用していない労働者をオンボードさせないケースがでているとして、通勤時や就労時のウイルス感染防止策としてマスクなどの感染防具を配備すること、発熱症状で通院する場合の欠勤を有給とすること、賃金カットを行わないことなどを要請。

また緊急事態宣言が出された場合に備えるため、港湾運送事業がどのように対処するかを具体的に定める「ガイドライン」を策定するよう、政府に求めることも申し入れた。