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鴻池運輸「海老名」が本格稼働、来夏までに5拠点開設

2020年4月14日 (火)

▲「海老名流通センター」が入る「SOSiLA海老名」の外観

拠点・施設鴻池運輸は14日、多彩な自動化設備を導入したサントリー製品向け配送拠点倉庫「海老名流通センター」を3月に開設、4月から本格稼働を開始した、と発表した。

同社は、3月に東京都青梅市で「青梅流通センター」を稼働させており、6月には愛知県愛西市で「海老名―」と同様の自動化設備を導入した「愛西流通センター」の竣工を迎える。また、2021年夏ごろをメドに長野県・北海道でも新倉庫を開設する予定で、食品・飲料向け倉庫の総投資額は5拠点で100億円超に達する見通し。

▲「マジックラック」

今回本格的な稼働を開始した「海老名流通センター」は、住友商事が新設した「SOSiLA海老名」内の3・4階部分を借用したもので、サントリー製品の配送と備蓄を行う。開設にあたっては、サントリーMONOZUKURIエキスパートと鴻池運輸が効率的な拠点運用に関する検討を重ね、住友重機械搬送システムの自動格納ラック「マジックラック」やオムニヨシダの垂直搬送機などの導入を決定した。

「マジックラック」は、一般的な自動格納ラックと比較して、建屋に合わせた自由なラック配置と天井高が限られた倉庫内でも高密度保管が可能であることが特長で、災害時にも被害が少なく早期復旧が見込めることから、今回の導入が決まった。

▲「マジックラック」のイメージCG

また、同センターでは三菱ロジスネクストの自動フォークリフトも導入する予定で、既に試験導入している「北関東流通センター」ではイレギュラー対応が求められる平置き倉庫内で順調に稼働しているという。

▲自動フォークリフト

施設の概要
名称:海老名流通センター
所在地:神奈川県海老名市中新田5-18-1 SOSiLA海老名
延床面積:9276坪
搬送設備:EV2基、垂直搬送機8基
特徴:低床式バース、マジックラック導入
稼働開始:2020年3月2日(本格稼働4月14日)