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赤帽熊本協組が破産、大口失い組合員減少

2020年4月16日 (木)

M&A昨年12月20日に熊本地裁へ自己破産を申請していた赤帽熊本県軽自動車運送協同組合(熊本市南区)が、4月6日付で破産手続き開始の決定を受けていたことがわかった。負債は4億7500万円。(一部既報)

同協組は軽貨物自動車配送の共同受注組織として、1976年6月創業、80年9月に法人改組。熊本県内で赤帽ブランドによる軽貨物自動車運送事業を展開し、拠点も本店のほかに天草、阿蘇、荒玉地区に支部を開設。帝国データバンクによると、古紙リサイクル施設の運営なども手掛け、ピークの2001年4月期には年商8億6400万円を計上していた。

その後は「大口先からの受注がなくなるなど苦戦を強いられ、組合員が徐々に減少、金融債務が重荷となっていた」(帝国データバンク)といい、借入金の返済猶予措置などで立て直しを図ったものの、19年4月期は売上がピーク時の半分以下に減少。先行きの見通しが立たないとして、19年12月20日に事業を停止していた。