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離島引っ越しに「リモート見積もり」定着か

2020年6月3日 (水)

ロジスティクス離島への引っ越しに特化したサービスを展開するアイランデクス(大阪市北区)は1日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言下の4月10日から5月末までに、76件の「リモート見積もり」を実施したと発表した。

また、見積もり参加者の92%(同社調べ)が「訪問見積もりは不要」と考えていたことがわかったとして、今後も営業担当者の訪問なしで見積もり作業が完結するこの取組を継続する方針だ。

これまでは「引越会社も重要視していた営業手法」として、問い合わせを受けて営業担当者が顧客宅を訪問する手法が主流だったが、見積もり参加者の92%がリモートコミュニケーションツールを用いた遠隔地からの見積もり相談を肯定的に受け止めていたことが判明した。

この結果を受け、同社は「(引越業界は)未だに電話とファックス文化が主流でITの浸透が遅れている業界といわれている」とした上で、「緊急事態宣言の影響でリモート見積もりを余儀なくされた結果、引越業界にもデジタルトランフォースメーションの波がくるかもしれない」と、リモート見積もりに対して好感触を得た。

また利用者から感染症の防護策、離島での対応質問を受けることが増えた結果、同社社員の間ではマスクの着用だけでなく、引越し業務でも除菌液の携帯や手袋の案件ごとの新品交換、防護キャップの着用――といった感染防止意識が高まるという「社員教育面でのメリット」も確認できたという。

アイランデクス、五島列島専用の引越サービス開始