日立ソ、仮想空間用いSCMモデル試行するサービス

サービス・商品日立ソリューションズはこのほど、仮想空間上で企業のサプライチェーンモデルをシミュレーションし、最適なサプライチェーンの提案や課題の洗い出し、施策効果（KPI）の定量評価を提供する「グローバルSCMシミュレーションサービス」を開始した。

このサービスは、物理空間の設備、輸送経路、需要、販売価格、コストなどの情報をリアルタイムに収集し、仮想空間上に構築してシミュレーションを行うことで、設計の改善、環境に応じた動作指示、故障予測などにつなげるもので、シミュレーションを実行することにより、即時に需要予測、供給制約に基づく売上、利益、生産可能量、稼働率が把握できるという。

制約を緩和して経営資源を最大限に活用するシミュレーション結果と比較し、現状のサプライチェーンの問題点を可視化する効果も見込める。

また、シミュレーション環境の構築後は、サプライチェーンの見直し案に対する効果を検証することができるため、複数の見直し案のなかから最も効果の高い案を見つけることが可能になる。

▲グローバルSCMシミュレーションサービス 概要（出所：日立ソリューション）