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感染者判明の上場企業、運輸・通信業は40社

2020年7月30日 (木)

(出所:帝国データバンク)

調査・データ帝国データバンクは29日、新型コロナウイルスの感染者が判明した上場企業が7月28日までに530社に達したと発表した。発生の少なかった5、6月と比べ、7月は一転して増加傾向で推移した。運輸・通信業は6月末時点で31社だったが、7月28日時点では40社まで増加した。

上場企業全業種の感染者は3月から4月にかけて急増したものの、緊急事態宣言の発令による人の移動自粛も伴い、以降は従業員の感染ケースも少ない状態が続いていたが、経済活動の再開が本格化した7月以降、従業員で新型コロナの感染が新たに判明した企業が相次いだ。

(出所:帝国データバンク)

4連休明けの7月27日には23社で新たに判明し、1日当たりで最多だった4月14日(29社)に次いで多い規模となった。複数人が同一職場で感染したケースや、過去に感染者が発生した企業で再度感染が判明したケースもあり、企業では感染拡大防止に向け、一時的な休業や店舗閉鎖に踏み切るなど、緊急事態宣言発令時と同規模の厳しい対応を独自に取るケースも出始めた。