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NSU海運、Li電池搭載船がシップ・オブ・ザ・イヤー

2020年8月6日 (木)

認証・表彰NSユナイテッド海運は6日、同社のリチウムイオン電池搭載型内航鋼材船「うたしま」がシップ・オブ・ザ・イヤー2019(日本船舶海洋工学会主催)の小型貨物船部門賞を受賞したと発表した。

同社グループ船の受賞は、2014年に長尺レール運搬船「パシフィックスパイク」が大型貨物船部門賞を受賞して以来。

「うたしま」は、世界最大級の大容量リチウムイオン電池を搭載したハイブリッド貨物船で、高速運航時には主機関を使用すると同時にリチウムイオン電池に充電し、港内や瀬戸内海などの短距離低速運航では電気推進システムに切り替え、リチウムイオン電池で推進電動機を稼働する。

小型船ならではの制約を受ける中で、大容量電池をサイドタンクの一部に収納するなど工夫を重ね、省エネ、低振動、低騒音、労務負荷低減、乗組員の居住環境改善を実現。内航船省エネルギー格付制度でもこれらが評価され、最高の四つ星を獲得している。