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アスクル、倉庫火災で古紙買取業者に損害賠償請求

2020年8月6日 (木)

事件・事故アスクルは6日、埼玉県三芳町の同社物流拠点「アスクルロジパーク首都圏」が全焼した火災に関連し、この拠点で段ボールなどの再生資源をアスクルから買い取っていた宮崎(愛知県清須市)に損害賠償を求めて訴訟を起こしたと発表した。

アスクルと宮崎は、アスクルの物流拠点で発生する段ボールなどを宮崎に継続的に販売する契約を結び、再生資源の販売取引を行っていた。アスクルは「宮崎の従業員はセンター内の端材室で再生資源の回収運搬作業を行う際、フォークリフトの不適切な使用などにより、火災を引き起こした」として、101億円の損害賠償を求めた。

アスクルによると、両社は消防が作成した火災原因判定書を確認した後、2019年4月から複数回の面談を行い、火災でアスクルに生じた損害や火災原因を説明するとともに、損害賠償など宮崎の今後の対応について協議を重ねたが「宮崎からは一向に誠意のある回答は得られず、協議による解決が困難」だと判断し、訴訟に至ったという。

宮崎は1969年設立、19年5月時点で従業員1834人を擁する古紙回収業界のトップレベルの企業。

アスクルの首都圏物流拠点(埼玉)で火災発生