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セイノー、置き配特化の低価格宅配「オッコ」スタート

2020年8月19日 (水)

ロジスティクスセイノーホールディングスは19日、フェリシモなどと共同で立ち上げたLOCCO(ロッコ、神戸市須磨区)を通じ、低運賃をセールスポイントとする置き配特化の宅配サービス「OCCO」(オッコ)を開始したと発表した。

▲LCC宅配スキームイメージ

オッコは、必要な時に必要な分だけ働く「ギグワーカー」と、自社グループの幹線輸送網を組み合わせた置き配サービスで、ロッコに出資するフェリシモ・セイノーHD・ココネット・電警の4社は2019年から研究と実験を繰り返し、ギグワーカーを含む配送パートナー向けスマートフォンアプリの開発とサービス実証を進めていた。

19年末にフェリシモ会員向けに行われた東京都内の実証実験では、利用者の利便性向上と物流コストが10%以上削減されることを実証したという。すでに4月から首都圏でサービスの提供を開始しており、「これまでにないコンセプトにより革新的な価格で荷物を確実に届ける」ことを前面に打ち出し、段階的にエリアの拡大を進める。

セイノーHDはまた、フリーペーパーの配布によるプロモーションを40年以上にわたって手がけるリビングプロシードを9月1日付で傘下に収め、ギグワーカーを含め1万人の配送員を確保してオッコの強化につなげる。