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（出所：エルロイエア）
ロジスティクスエルロイエア（米国）は18日、ハイブリッド電気VTOL機「チャパラル」による初の貨物輸送を10日に実施したと発表した。
同機は垂直離着陸と長距離飛行が可能な自律型航空機で、最大積載量は140キロ、航続距離は480キロに達する。今回の飛行では、チャパラルが時速97キロで4.2キロを自律飛行し、103キロの荷物を安全に輸送した。
貨物は、迅速な地上作業が可能なリアアクセス型のハッチロードポッドに搭載。同ポッドは多様な用途に対応する設計で、今後は高重量対応型や気候制御型、空中投下型などのモジュール導入も予定されている。機体の開発には米空軍や海兵隊、フェデックス、ブリストウグループなどが協力。2026年以降、米クラトスとの提携で量産体制への移行が予定されている。
既存の有人ヘリコプターと比較して資本コスト・運用コストを大幅に抑えられるチャパラルは、中距離物流や軍事補給分野での新たな輸送手段として注目されている。
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