国内物流業務の委託先が商品の出荷を拒否したために春夏物商品の販売機会を逸したとして、EC支援事業を手がけるクルーズ(東京都品川区)に9400万円の損害賠償を求めて東京地裁に訴えたアマガサは8日、クルーズから逆に4億4800万円の支払いを求める損害賠償訴訟を起こされたと発表した。
クルーズは、出荷を拒否した理由について「アマガサが取引条件の見直しや取引継続の要請に応じず、一方的に物流業務委託基本契約を中途解約した」と主張し、物流業務委託の基本契約の残存期間分に相当する業務委託料などとして、4億4800万円の支払いを求めた。
これに対し、アマガサは「原告の請求は事実関係・物流業務委託基本契約の解釈のいずれの観点からも、まったく根拠がない不当請求と考えて」いることを強調した上で、今後の訴訟で見解を主張していく、としている。