行政・団体矢野特殊自動車は5日、冷蔵冷凍車のスペアタイヤ取付装置に不適切なものがあるとして、国土交通省にリコールを届け出た。対象は日野自動車の「日野レンジャー」と「日野プロフィア」計101台。
該当部品の強度設計が不適切だったため、走行振動などによって亀裂が生じ、最悪の場合、取付装置やスペアタイヤが落下するおそれがある。
対象となるのは、2005年(平成17年)7月23日から2018年(平成30年)6月5日までに製作された「日野レンジャー」「日野プロフィア」の2車種101台。
これまでに事故の報告はないが、不具合が8件報告されており、同社は全車両の該当部品を点検し、亀裂のあるものは暫定対策品に交換する。なお、恒久対策が決定次第、速やかに実施するという。
■改善か所説明図(出所:国交省)