矢野特殊自動車、冷蔵冷凍車270台をリコール

行政・団体矢野特殊自動車は22日、冷蔵冷凍車のスペアタイヤ取付装置に不具合があったとして、国土交通省にリコールを届け出た。対象は日野自動車「日野レンジャー」「日野プロフィア」、いすゞ自動車「いすゞフォワード」「「いすゞギガ」、三菱ふそうトラック・バス「ふそうファイター」「ふそうスーパーグレート」、ニッサンディーゼルとUDトラックス「クオン」、ボルボ「FH」の計8車種・93形式・270台。

国土交通省によれば、冷蔵冷凍車のホイールベース間に取付けたスペアタイヤ取付装置において、取付ブラケットの強度設計が不適切なため強度が不足しているものがあり、走行時の振動などによって亀裂が生じたり、最悪の場合は破断してスペアタイヤ取付装置とスペアタイヤが脱落する可能性があるという。市場からの情報により見つかったもので、不具合件数は19件、事故は確認されていない。

今後は対象車両の取付ブラケットを取り外す、対策品に交換する、スペアタイヤキャリア本体に亀裂があるものを新品と交換するなどの対策を実施する。

▲改善か所（出所：国土交通省）