行政・団体矢野特殊自動車は10日、燃料タンク取付金具に加工が不適切なものがあるとして、トラックメーカー4社の計503台について国土交通省にリコールを届け出た。
該当部品の加工指示が不適切だったため、走行振動などによって曲げ加工傷から亀裂が生じ、最悪の場合、燃料タンクが脱落するおそれがある。
対象となるのは、2005年(平成17年)6月30日から2018年(平成30年)3月15日までに製作された「日野レンジャー」「日野プロフィア」「クオン」「ふそうファイター」「ふそうスーパーグレート」「フォワード」「ギガ」の7車種503台。
これまでに事故の報告はないが、不具合が6件報告されており、同社は全車両の該当部品を点検し、亀裂のあるものは対策品に交換するほか、亀裂のないものは補助金具を追加するという。