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米ベロダイン、自動運転トラック開発で協業

2020年12月4日 (金)

国際自動運転技術の実用化に取り組む米ベロダイン・ライダー(カリフォルニア州サンノゼ)はこのほど、フォードとトルコのコチ財閥が出資するトルコ自動車メーカーのフォード・オトサン(正式にはフォルデ・オトモティブ・サナイー)と、大型商用トラックの自動運転車開発・テストで協業を開始した、と発表した。

フォード・オトサンは年間生産能力45万5000台、エンジンは7万台、パワートレインは14万台を生産する大規模な商用車生産拠点で、フォードトラックの大型商用車とエンジンシステムの技術開発拠点としても機能している。

▲ベロダインのライダーシステム

ベロダインの光で距離を測定する仕組み(ライダーシステム)の一つで、自動運転用に特別に作られた「アルファプライム」をすでに使用しているが、さらに測距範囲を広げ、安全なナビゲーションと衝突回避機能に優れた新ライダーシステム「ベラレイH800」を用い、自動運転大型トラックの開発を進める。

ベロダインの担当者は「フォード・オトサンは欧州で商用車のリーダーシップを確立しており、フォードモーターの大型商用車の国際的な技術拠点として機能している。自動運転車の開発でフォード・オトサンと協力し、トラック市場でベラレイH800の使い方について、知見を得たい」としている。