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コープさっぽろ、納品伝票電子化にツナグテ活用

2020年12月8日 (火)

フードTSUNAGUTE(ツナグテ、東京都千代田区)は8日、生活協同組合コープさっぽろの「コープさっぽろ江別センター」を運営する北海道ロジサービスが、同社の伝票運用効率化サービス「telesa-delivery」(テレサデリバリー)を導入し、納品伝票の統一とペーパーレス化に取り組むことを発表した。

「テレサデリバリー」の電子受領機能は、荷物の受け渡しを行う際に、同システムで印字した納品伝票のQRコードをスマホアプリでスキャンすることで、伝票の受け払いを電子データとして保存・管理し、関係者間で共有できるサービス。

▲「テレサデリバリー」電子受領機能の概要(出所:ツナグテ)

コープさっぽろと北海道ロジサービスでは、紙の納品書による入荷予定データとの突き合わせや、押印、保管、返却、問い合わせ対応といった管理業務の多さが課題となっていたことから、同サービスを10月に試験導入。エバラ物流と大塚倉庫の納品伝票を対象とした実証実験の結果、関係者間で電子受領が可能であることや、業務効率化、感染症予防などの効果が期待できることが確認できたため、本格的に導入を決めた。

今後は、まず大塚倉庫の納品分からテレサデリバリーによる電子受領を開始し、将来的にコープさっぽろと北海道ロジサービスに納品されるすべての納品伝票の統一に取り組むことで、「情報の統一」「ペーパーレス化」「検品の省力化」といった効果を狙う。

品揃えの拡充に取り組む一方、アイテム数の多さから、検品・伝票処理・管理などの工数・手間が増えている現状もある。今後の組合員満足度の向上を実現する様々な取り組みを進めるためには、物流改善をさらに進め、現場の効率化を実現することが必要不可欠。物流DX(デジタルトランスフォーメーション)の第一歩として、生産性向上へ繋がる伝票電子化の取り組みを歓迎している。コープさっぽろの大見英明理事長
今回テレサデリバリーの実証実験に参加させてもらい、電子受領の有用性について効果のあるものだど確認した。当社は既存システムでQRコードを印字した伝票を使用しており、今後はテレサデリバリーと当社システムとの連携を行うことで、双方のメリットを共有できればと考えている。エバラ物流の丹羽真介常務