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IATA、航空労働者へのワクチン優先接種呼びかけ

2020年12月16日 (水)

ロジスティクス国際航空運送協会(IATA)は15日、航空部門を「ワクチン接種に不可欠な労働者」と見なすよう、各国の政府に呼びかけることを決めた。

IATAのアレクサンドル・ド・ジュニアック事務局長兼CEOは「航空労働者をリストのトップにしてほしいとまでは求めていないが、各国の政府がワクチンの展開計画を策定する際には輸送労働者が不可欠な存在だと見なしてほしい。新型コロナウイルスワクチンの輸送はすでに始まっており、世界的な流通には8000機のボーイング747貨物機に相当するものが必要になる。ロジスティクスチェーンが機能するには、資格のある従業員を配置することが欠かせない」と話し、ワクチン供給を円滑に行うためにも航空労働者に優先接種する必要があるとの見方を示した。

世界保健機関(WHO)では、予防接種に関する専門家の戦略的諮問グループ(SAGE)が提案した「新型コロナウイルスワクチンの使用を優先するためのロードマップ」で輸送労働者をほかの重要なセクターとともに優先接種するよう、推奨している。

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