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陸運の労災、死亡者減少も休業4日以上の事故増加

2020年12月20日 (日)

事件・事故厚生労働省が18日に発表した2020年1月から11月までの労働災害発生状況(速報)によると、陸上貨物運送の労災による死亡者数は前年同期比8人減の72人で、休業4日以上の死傷者数は同278人増の1万2990人となった。

死亡者数は前年同期比8人減、「第13次労働災害防止計画」の基準年である17年同期比19人減と減少傾向にあるが、休業4日以上の死傷者数は前年同期比278人増、17年同期比884人増と増加傾向にある。

死傷災害の事故分類では、「墜落・転落」が最も多い3651件で、次いで「動作の反動、無理な動作」が2241件、「転倒」が2100件、「はさまれ・巻き込まれ」が1319件と続く。

港湾運送は、死亡者数が前年同期比3人減の4人で、基準年である17年同期比でも3人減。休業4日以上の死傷者数は前年同期比49人減の284人で、17年同期比では2人増となっている。