拠点・施設明電舎(東京都品川区)は21日、名古屋事業所内に電気自動車(EV)向けモーター・インバーターの生産ラインを新設し、18日から稼働を開始したと発表した。同社がEV向け車載モーター・インバーターの生産ラインを設けるのは初めて。
新ラインの建屋は延床面積4600平方メートル、生産能力は年産17万台で、これまで2拠点で製造してきたモーター、インバーターを一体型として製造する。従来の丸線を平角線に変更して効率を高めたほか、自動化率を引き上げてヒューマンエラーを排除。画像検査による欠品検出、ネジ穴・ケーブル位置検出、締め付け位置の管理などを円滑化する。
また焼嵌め条件や接着剤硬化条件の管理工程データを一元管理し、トレーサビリティデータベースと連携させる名古屋事業。