ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日本郵船、自動車専用船で海保などと合同の海賊対策訓練実施

2010年9月13日 (月)

話題海上保安庁の確認を受ける自動車専用船「ヘリオス・リーダー」日本郵船は13日、海上保安庁などと合同で、南シナ海を航行中の自動車専用船「ヘリオス・リーダー」(載貨重量トン数1万8692トン)で海賊対策訓練を実施したと発表した。訓練は10日に実施した。

 

訓練では、ベトナム東方海域の南シナ海公海上で不審な高速ボートの追跡を受けたヘリオス・リーダーがSSAS(船舶保安警報装置)を作動、海上保安庁と船舶管理会社であるNYKシップマネジメント社に緊急連絡し、海上保安庁は、付近を航行していた巡視船「しきしま」に現場への急行と安全確保を指示。

 

しきしまが船体や付近海域の安全確認を実施し、ヘリオス・リーダーは船内の安全を確認した。乗組員、船体と周辺海域に異常がないことが確認され、関係者に本船の無事を連絡し、海上保安庁の確認を受ける本船からのSSASを受け、日本郵船とNYKシップマネジメント社は対策本部を設置し、連携して対応に当たった。また、海上保安庁、国土交通省海事局外航課、日本船主協会、アジア海賊対策地域協力協定も訓練に参加し、海賊襲撃時のそれぞれの役割を再確認した。