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鴻池運輸の配送センターを支援物資拠点に、鳥取・岡山

2021年1月18日 (月)

協定書を手にした鴻池忠彦社長(出所:鴻池運輸)

ロジスティクス鴻池運輸は18日、岡山県真庭市の配送センターを災害時の支援物資の輸送拠点として利用する災害時協定を岡山、鳥取の2県と締結した。

両県で地震、津波、風水害などによる大規模な災害が発生した場合、鴻池運輸の真庭配送センターで被災者向け支援物資の搬入、仕分け、保管、搬出などに協力することを定めた。同配送センターは米子自動車道久世ICに近い真庭産業団地内に立地している。

具体的には、岡山県・鳥取県からの要請後、ほぼ72時間以内に広域物資輸送拠点を開設するほか、搬入出場所として1000平方メートル、5人程度が搬入出などのための事務作業を行うことができる場所を確保。荷役作業員、フォークリフト・フォークリフトオペレーターなど、搬出入で必要になる人員・資機材でも協力する。

鴻池運輸の鴻池忠彦社長は協定式で「社会的貢献という観点からも非常に意義深く感じている。新型コロナウイルス感染症拡大の状況では、物流を滞らせない、現場を止めない、という覚悟を持って、従業員全員が、日々業務に当たっている。今回の協定も、単に施設やスペースの提供ではなく災害・緊急時で命を守る、生活を守るという、覚悟を持って関係者・従業員一同取り組んでいく」と話した。