東北でタクシー9社に貨物運送許可、51社申請済み

認証・表彰東北運輸局は20日、タクシー事業者9社にタクシーを用いた食料・飲料輸送を対象とする貨物運送事業を許可したと発表した。東北管内でタクシーに貨物自動車運送事業を許可するのは初めてだが、15日時点で51社、1829台が申請済みとなっており、同運輸局は「今後も審査を進め、順次許可していく」としている。

タクシーによる食料・飲料輸送は、新型コロナウイルスの感染拡大によってデリバリーや出前を活用する機運が高まったことを受け、当初は道路運送法に基づく有償運送を特例的に認めていたが、国土交通省は「大きな問題が発生しておらず、期待も強い」として、貨物自動車運送事業法に基づく許可へと移行した。

東北管内で初の許可を受けたのは冨士タクシー（秋田県）、小川タクシー（岩手県）、国際タクシー（秋田県）、2525タクシー（宮城県）、一関平泉タクシー（岩手県）、キングタクシー（秋田県）、福島貸切辰巳屋自動車（福島県）、昭和タクシー（福島県）、本吉タクシー（宮城県）——の9社。

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