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福岡運輸、千葉の低温物流会社買収し拠点網拡大

2021年1月22日 (金)

M&A福岡運輸ホールディングス(福岡市博多区)は22日、中核事業会社の福岡運輸を通じて、千葉県船橋市を本拠に低温物流を展開する「オー・ケー・ライン」の全株式を取得した、と発表した。

関東圏で福岡運輸は東扇島、船橋、川越、岩槻、鶴ヶ島の5拠点を設け、主に北関東エリアでネットワークを拡大してきた。一方、オー・ケー・ラインは船橋、千葉、国立の3拠点を展開、特に船橋の中核拠点は食品スーパーの物流センターとして365日24時間稼働のきめ細やかな定温物流サービスを手がけ、荷主の信頼が厚い。前年度の売上高は3億6000万円で、保有車両は冷凍冷蔵対応の18台。

福岡運輸は、オー・ケー・ラインの3拠点を加えて関東の物流拠点を9拠点へと拡大し、需要の高い船橋エリアで2拠点の定温物流拠点を構えることになる。これにより、同社は物流ネットワークを関東一円へと広げ、より幅広い荷主の物流ニーズに対応する体制が整う。またオー・ケー・ラインの荷主は今後、福岡運輸グループのネットワークを活用できるようになる。

福岡運輸HDでは「船橋の物流拠点が近接していることから、物流インフラや営業機能の融合といったシナジー効果を早期に創出することが可能」になるとして、今後はグループ各社との連携を進める方針を示している。