福岡運輸HD、冷凍冷蔵運送の八洲陸運買収

M&A福岡運輸ホールディングス（福岡市博多区）は9月28日、傘下の福岡運輸（同）を通じて、冷凍冷蔵運送を手がける八洲陸運（青森市）の全株式を取得したと発表した。

同社グループの定温物流事業は、福岡運輸を中核として業務を運営している。福岡運輸は、2014年9月に盛岡市に事業拠点を開設し、17年9月には仙台市に定温倉庫を新設するなど東北エリアの物流業務の拡大に取り組んできた。

一方、八洲陸運は、設立から25年の歴史をもち、東北エリアに強い基盤を持つ物流企業で、冷凍冷蔵食品を中心に集荷から保管、配送まで一連のサービスを提供しており、これまでも定温物流事業で福岡運輸と連携を行ってきた。

今回の株式取得により、本州北端の拠点は盛岡から青森まで伸び、福岡運輸グループが北海道から鹿児島まで全国に保有する定温物流事業の拠点は35か所となった。

■八洲陸運の概要
所在地：青森県青森市滝沢住吉28-7
設立年月：1993年11月
事業内容：冷凍冷蔵運送業・倉庫業
直近売上高：19億6500万円（2017年9月期）
従業員数:155人
車両数：146台（冷凍冷蔵車両）
事業拠点：本社・物流センター（青森市）、八戸営業所・物流センター（青森県八戸市）、仙台営業所（仙台市若林区）、札幌営業所（札幌市西区）、秋田営業所（秋田市）