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河野氏、「令和の運び屋」とワクチン物流に意気込み

2021年1月22日 (金)

メディカル河野太郎規制改革担当相は22日に行われた参院代表質問で、新型コロナウイルスワクチンの円滑な接種に向け「令和の運び屋といわれるように頑張っていく」と答弁した。

国民民主党・新緑風会の榛葉賀津也参院議員からの質疑に答えたもので、河野氏は「ワクチン接種の自治体までのロジスティクスについて、3社との契約により、国民に必要な数量の確保は見込めている。当面は当面は薬事承認を前提としてファイザーのワクチンによる接種を先行させる」と述べ、ワクチンの調整を担う担当大臣として、マイナス70度の物流が求められるファイザー製ワクチンのロジスティクスに注力する姿勢を示した。

接種の優先順位については「なるべく早く供給スケジュールを確定した上で、ロジスティクスを含め自治体と連携して万全の接種体制を確保する」と答弁。

これに続けて「できる限り2月下旬までに、まずは新型コロナウイルス感染症患者に頻繁に接する機会のある医療従事者から接種を開始できるよう準備をしているところ」と述べたうえで「令和の運び屋と言われるように頑張っていく」との発言が飛び出した。難易度が高く円滑な供給のカギになるといわれているロジスティクスを重視し、スケジュールに沿った供給の実現に意欲を示したものとみられる。

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