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近畿地整局、ネクスコ中日本、福井県ト協など協議

福井集中降雪受け再発防止策、荷主への広報強化必要

2021年1月26日 (火)

環境・CSR近畿地方整備局とNEXCO(ネクスコ)中日本金沢支社は25日、福井県で1月7日から発生した集中降雪による大規模な渋滞・車両滞留を受けて「福井県冬期道路情報連絡室臨時会議」を開催し、今後の対応をまとめたと発表した。臨時会議には福井県、福井県警本部、自衛隊、福井地方気象台、福井県トラック協会も参加した。

とりまとめでは、短期集中的な降雪で生じた課題と原因を分析し、同様の降雪があった際の再発防止策を集約。渋滞・滞留の発生・長期化に対しては、広範囲で予防的・計画的通行止め、北陸道と国道8号の同時通行止めを実施するとともに、スタックの未然防止とスタック発生後の措置の迅速化、関係機関への速やかな応援要請が必要とした。

また、正確な情報を把握するための方策として、情報収集要員の専任配置、情報収集に必要な機器の増強と活用が必要と結論づけ、現地機関の体制確保と関係機関の間の連絡体制を構築する施策として、情報連絡室の情報共有の強化、沿線自治体首長とのホットラインの構築、リエゾンの役割の徹底を挙げた。

滞留者の救助・支援に対しては、滞留者の把握の迅速化、備蓄の確保・備蓄情報の共有、支援体制の強化(地方整備局現地対策本部)の設置、滞留者への情報提供の強化を列挙。広報、情報提供については、広報手段の多様化、具体化、多頻度化に取り組むとともに、荷主への広報の強化が必要とした。