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ヤマエ久野、ZMPの台車型自動けん引車8台導入

2021年1月28日 (木)

拠点・施設ZMP(東京都文京区)は28日、大手卸のヤマエ久野が昨年10月に新設した物流センターで、ZMPの台車型けん引ロボット「CarriRo(キャリロ)AD」を8台導入したことを発表した。

キャリロADは、最大300キログラムの台車をけん引する自律搬送ロボットで、自律移動モードでは時速3キロ、人に追従するモードでは時速6キロで走行する。

ヤマエ久野では、新センターのピッキングエリアから出荷口までの導線が最大120メートルと長いことから、さまざまな無人搬送車(AGV)を比較検討していたが、床にランドマークを貼るだけで走行ルートを構築できる点や、自律走行と追従モードなどの機能で柔軟に運用できる点を評価し、キャリロADに決めた。また、将来的にほかのセンターに横展開することも視野に入れており、導入コストが低いことも導入の決め手になった。

導入後、新センターでは庫内作業員の歩行距離が1日30キロメートル削減され、1か月で300時間の作業時間削減と50人分の歩行距離削減につながったという。