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ATOUNの着用ロボ、腕・腰の疲労度を6割削減

2021年2月17日 (水)

サービス・商品着用型ロボットの「パワードウェア」を開発・販売するATOUN(アトウン、奈良市)は17日、このほど鈴与(静岡市清水区)の協力のもと実施した、腕・腰用パワードウェア「ATOUN MODEL Y + kote」(アトウンモデルY+コテ)の作業現場における実証実験の結果を報告した。荷物運搬を伴う作業時の腕の筋肉の負担は最大で65%軽減され、作業者の疲労度は6割減少することを確認したという。

腕の筋肉にかかる負荷は、筋肉の伸縮時に発生する微弱な電気信号をもとに計測。疲労度はスポーツ界でも用いられる「疲労感VAS検査」により、着用時と非着用時の比較をもとに算出した。実験に参加し、パレットに積まれた12キロの段ボール箱を扱った鈴与の作業員によれば「着用時は腕が非常に楽だった。あるのとないのとでは作業後の疲労感が全然違う」という。

同商品のバッテリーを含む重量は5.8キロで、稼働時間は2.5時間。今年1月に販売を開始している。