調査・データ鈴与(静岡市清水区)は6日、アトウン(ATOUN、奈良市)が開発した着用型ロボット「パワードウェア」の実地テストを開始した、と発表した。
鈴与とアトウンが実地テストを行うのは、パワードウェアのうち腰と腕の両方をアシストするタイプの「アトウンモデルY+コテ」で、手作業で荷捌き業務に従事することの多い物流拠点で、作業者の負担軽減を目指す。
モデルY+コテの最終確認を行いながら身体的負担の軽減度合い、作業効率、使用感に関するデータを収集・分析し、物流現場での効果的な運用方法を検討。2021年に発売する。
例えば、25キロの袋体を積み替えて荷物を持ち上げたまま移動する作業では、モデルY+コテの機能によって両腕が最大12キロまでサポートされるため、鈴与では「⻑時間にわたる作業で特に期待」しているという。