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阪急阪神エクス、構造改革への意欲を強調

2021年4月2日 (金)

ロジスティクス阪急阪神エクスプレスは4月1日、東京と大阪の2会場で2021年度の新入社員入社式を開催し、谷村和宏社長が29人の新入社員に向けて訓示を行った。訓示の要旨は以下の通り。

■谷村和宏社長による訓示(要旨)

一昨年は米中貿易摩擦で世界的にモノの輸送が減少し、昨年初めからは新型コロナウイルス感染症が広がった。昨年の3月からはモノの流れも回復し、輸送需要も高まってきているが、一方では旅客便の減便、船に搭載するコンテナの不足などにより、スペース供給量は極端に少なくなってきている。

過去にも需要が供給を上回る状況はあったが、ここまでの状況はなかった。過去に例がない状況で何をすべきなのか、答えがないだけに難しいが、状況が激変しても守るべきところと、状況に合わせて柔軟に変えるところを、はっきり分けて考えることが重要だと思う。

変わらずに守るべきこととしては、当社が掲げる企業理念、経営方針、行動基準がある。加えて、風通しのよい組織、品質第一、顧客目線、何事もフェアに、といった原理原則も守らなくてはならない。

変えるべきところは「残りの全て」と言っても過言ではないほど多いが、まずは今進めている「構造改革」が挙げられる。全世界での基幹システムの刷新、海上輸送やロジスティクスビジネスの拡販、海外現地法人も含めた事業規模拡大などをしっかり進めることにより、短期間で環境に適した会社に変えていきたい。

次は「意識を変える」ことで、新入社員はもちろん、全ての従業員には新しいことにチャレンジしてもらいたい。そのためには顧客のニーズに応えて価値を創造する、地道な活動が大切だ。あとは「行動すること」で、壁を乗り越えようとする気持ちを、ぜひ強く持ってほしい。