M&A日立物流は14日、同社の2位株主で事実上の提携関係を解消しているSGホールディングスから、保有する日立物流の株式を15日に売却するとの報告を受けた、と発表した。
SGHDは議決権ベースで日立物流の株式15.3%を保有する2位株主で、今回の売却によって持分比率は9.8%に低下するが、株主順位は変わらない。
両社は昨年9月、「それぞれ独自に成長戦略を推進することが、企業価値の最大化に寄与するとの結論に達した」として、株式の持ち合い解消を発表。日立物流はSGHD傘下の佐川急便の株式20%を保有していたが、この申し合わせにより、SGHDにすべてを譲渡。
SG側も最大29%となっていた日立物流の株式保有割合を売却によって段階的に引き下げている。