兵機海運、20年度はコロナで営業益3割減

財務・人事兵機海運が13日に発表した2021年3月期通期決算は、売上高が130億100万円（前年度比7％減）、営業利益が1億8600万円（31.6％減）、最終利益が3億2400万円（2.01倍）となった。コロナ禍による需要減を受けた形で、最終利益の増加は固定資産売却益によるもの。

海運事業の売上高は68億700万円（16.3％減）で、営業利益は1億3000万円（37.8％減）。停船休業することなく運航したものの、主要貨物の出荷が総じて低調だったという。

一方、港湾・倉庫事業の売上高は61億9300万円（5.8％増）、営業利益は5500万円（9.8％減）で、新倉庫の稼働本格化により倉庫事業は増収・大幅増益となったものの、港運事業は輸送原価の上昇などにより損失を計上した。

今期は売上高135億（3.8％増）、営業利益2億円（7.5％増）、最終利益1億4000万円（56.8％減）を見込む。