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横浜港、オリパラ期間に無料のコンテナ置場

2021年6月11日 (金)

行政・団体横浜市は11日、東京オリンピック・パラリンピック大会期間中の首都圏の物流機能確保に向けた、横浜港の対策を発表した。本牧ふ頭に臨時のコンテナ置場や車両待機場を設けるほか、東京港などへのはしけ輸送を援助する。対象期間は7月1日から8月14日までで、状況次第で延長を検討する。

東京港からの物流ルート変更などに伴う貨物量増加に対応するため、現在は一時的に利用を休止している本牧ふ頭D5ターミナルに、臨時のコンテナ置場を2か所設ける。面積は合計で5万平方メートル。

使用のための費用は発生しないが、事前に同市港湾局への申請が必要となる。荷役に関する費用は申請者が負担。詳細は、追って各ターミナルに通知するとしている。

ふ頭内の交通対策に向けては、本牧ふ頭A突堤の臨時待機場を混雑状況に合わせて解放し、車両誘導員も増員する。そのほか同ふ頭D突堤や南本牧ふ頭、大黒ふ頭でも、混雑状況に合わせて増員する。

東京港と千葉港にはしけでコンテナ輸送を行う船社に対しては、輸送費用の一部を支援する。申請方法については後日、横浜川崎国際港湾(横浜市西区)が発表する。

なお、五輪開催期間中の首都圏の物流機能確保に向けては、東京都も4月に大井・城南島・青海・中防外地区に無料のコンテナ置場を開設することを発表している。

東京都、五輪期間に無料の港湾ストックヤード設置