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ビットキー、オートロックでの「置き配」実験

2021年6月23日 (水)

▲顔認証でオートロックエントランスを通過(出所:ビットキー)

サービス・商品ビットキー(東京都中央区)は23日、佐川急便(京都市南区)と共同で、東京都内のオートロックマンションにて顔認証を活用した「置き配」の実証実験を行ったと発表した。事前に登録した配達員の「顔」で判断してオートロックを解錠。玄関前に荷物を置くまでの動きを試した。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う「手渡ししない宅配」のニーズが高まる一方で、荷物送付先の不在時の再配達が宅配業社の負担になっており、こうした課題の解決策として置き配が注目されている。しかし、オートロック付きのマンションでは荷物を玄関先に置くことができないほか、盗難リスクも残るなど、普及には課題も多い。

ビットキーは、「鍵」の役目を果たす配達員の顔を事前に登録し、配達時に認証することで、住民の不在時もオートロックを解錠できるシステムを開発。置き配による再配達の削減を実現したい佐川急便と意向が合致し、今回の実証実験が実現した。今後、オートロックマンションにおける置き配の課題を抽出し、さらにスムーズな置き配の実施につなげていく。