日本郵便と楽天、物流の提携拠点となる新会社設立

M&A日本郵便と楽天グループは6月30日、JP楽天ロジスティクス（東京都千代田区）を7月1日付で設立すると発表した。ことし4月に発表した、物流事業における業務提携の一環で、物流DX（デジタルトランスフォーメーション）プラットフォームの構築に共同で取り組む。出資比率は日本郵便が50.1％、楽天グループが49.9％。

日本郵便の全国物流網や膨大なデータと、楽天が持つ「楽天市場」の需要予測、物流受注データの運用ノウハウなどを共有し、効率的な物流プラットフォームを構築する。両社は、楽天の物流センター「RFC」（楽天フルフィルメントセンター）からの配送、不在再配達削減に向けた取り組み、楽天市場出店店舗への特別運賃提供などで協業してきたが、今回の提携を機に関係を強化する。新会社は業務提携による新ビジネスを具体的に進める拠点となる。