拠点・施設大和ハウス工業は15日に、埼玉県宮代町でマルチテナント型物流施設「DPL久喜宮代」の建設を開始する。7万1744平方メートル敷地に地上4階建て・延床面積16万1956平方メートルの巨大施設を開設する計画で、完成は2022年11月15日となる見込み。
1区画は5700平方メートルからで、最大24テナントの入居が可能。施設内には天候の影響を受けずに荷物の積み下ろしができる「中車路」や、40フィートコンテナ車が各階に直接乗り入れることができるランプウェイ2基などを備える。トラックバースは160台分を用意し、Hacobu(ハコブ、東京都港区)が提供するトラック入場予約システムとオンラインチェックインシステムを導入する。
また、免震システムを導入し、浸水対策やBCP対応など防災面にも配慮。300人の雇用を見込む従業員向けには、専用の保育施設やカフェテリア、無人コンビニエンスストアなどを設ける。
東北自動車道の久喜インターチェンジ(IC)から4キロ、圏央道の幸手ICから5キロ。都心部までは50キロで、首都圏全域の物流をカバーできるほか、東北エリアや信越エリアへもアクセスもしやすい位置にある。
■「DPL久喜宮代」の概要
所在地:埼玉県南埼玉郡宮代町大字和戸字横町1537-1他
交通:東北自動車道・久喜ICから4キロ、圏央道・幸手ICから5キロ
敷地面積:7万1743.67平方メートル(2万1702.46坪)
建築面積:4万2949.03平方メートル(1万2992.08坪)
延床面積:16万1955.96平方メートル(4万8991.68坪)
賃貸面積:13万7019.04平方メートル(4万1448.26坪)
構造・規模:鉄筋コンクリート造+S造免震構造・4階建て
高さ:29.7メートル
幅:219.2メートル
奥行き:182メートル
着工:21年7月15日
完成:22年11月15日
入居:22年11月16日
総事業費:340億円