ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

バイオマス燃料の最適混焼率算出システムを開発

2021年7月15日 (木)

環境・CSR郵船出光グリーンソリューションズ(東京都品川区)は15日、石炭ボイラーにおけるバイオマス燃料の最適な混焼率を算出するシステムを開発したと発表した。ことし8月より市場展開する。郵船出光グリーンソリューソンズが販売するボイラー制御最適化システムにこのシステムを搭載することで、石炭ボイラーでのバイオマス混焼を最適に自動制御することが可能となる。

低炭素社会の実現を目指し、バイオマス燃料を石炭の代替とする動きが加速する一方で、バイオマス燃料は石炭に比べ粉砕性や発熱量が劣ることから、大型の微粉炭ボイラーでは使用量が制限されているのが実情だ。

同社が開発したシステムは、バイオマス・ペレットをはじめとしたバイオマス混焼による、機器や発電効率への影響・経済的負担を算定し、過去の混焼率データからAI(人工知能)が最適な混焼率を算出する。石炭とバイオマス燃料を既存設備で混合してから燃焼する方式に加え、バイオマス燃料を専用ラインから投入し石炭と炉内混焼するなど、さまざまな燃焼方式に活用できるという。