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日本郵船、三菱商事と共同保有のLNG運搬船が完成

2021年7月30日 (金)

ロジスティクス日本郵船は7月29日、同社と三菱商事などが共同保有する新造船の液化天然ガス(LNG)運搬船「ダイヤモンド・ガス・ヴィクトリア」が、同月28日に韓国の現代三湖重工業で完成したと発表した。日本郵船グループが船舶を管理し、主にカナダのブリティッシュ・コロンビア州で三菱商事が参画するLNGプロジェクトにおけるLNG輸送に従事する。

同船には、燃料油と航行中にカーゴタンク内で気化したLNG(ボイルオフガス)を利用する最新の2元燃料低速ディーゼル機関「X-DFエンジン」を搭載。余剰ボイルオフガスを再度液化してカーゴタンクに戻す、再液化装置も備える。カーゴタンクの容量は17万4000立方メートルで、優れた防熱性能により効率的で経済的な運航を実現するという。

■「ダイヤモンド・ガス・ヴィクトリア」(出所:日本郵船)

■概要
全長:297.16メートル
全幅:46.4メートル
総トン数:11万7564トン
主機関:X-DF
積載容量:17万4000立方メートル
船籍:シンガポール