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中国などアジアが製造業回復をけん引、C&W調査

2021年8月26日 (木)

調査・データ不動産開発の米クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は26日までに、製造業に適した立地をグローバルに評価した「グローバル製造業リスクインデックス(MRI)」の2021年版を発行した。コロナ禍の影響を受けた世界各国の経済が回復に向かう中、中国などアジア太平洋地域(APAC)の大規模製造拠点が力強く盛り返し、主要製品の需要をけん引していると伝えている。

特に中国については「ロックダウン下にあった欧州や米国の製造業の穴埋めをし、世界の輸出におけるシェアを2019年の13%から、2020年には15%に拡大した」と報告。C&Wは「早めに復調した中国は、世界の経済回復のスピードを後押し、世界で最も魅力ある製造拠点としての主導的地位を強化している」との見方を示している。また、中国は回復力やコストなど、4部門の評価ランキングの全てで1位を獲得した。

韓国は半導体の価格高騰の恩恵を大きく受けた一方で、インドやインドネシアなどでは服飾メーカーが需要減に苦戦しているとした。