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米クッシュマン&ウェイクフィールド調べ、「日本とシンガポールは物流不動産旺盛」

13年の世界不動産投資総額、22.6%増で07年以降最高

2014年3月12日 (水)

調査・データ米国の不動産サービス会社「クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド」(ニューヨーク)は12日、世界の不動産投資に関する最新の年次レポート「インターナショナル・インベストメント・アトラス2014」を公表した。

レポートによると、13年の世界の不動産投資総額は前年から22.6%増加して1兆1800億米ドルに達し、07年以降の最高となった。同社は「グローバルな不動産投資は、景気後退が終わり、市場活動と価格が上昇したことで曲がり角を迎えた。センチメントは上向き、流動性の増加が多くの市場に影響を与えた。この力強いパフォーマンスはプライムイールドを金融危機以前の水準に押し下げた」と分析している。

また、14年の不動産投資総額は米国や西ヨーロッパが投資活動を牽引し、前年比13%増加して1兆3300億米ドルに達すると予想した。この調査のうち、物流施設関連では日本やシンガポールなどの「コア市場」で「13年の物流不動産が旺盛な年だった」と指摘した。