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アルミ製品のNIC、タイ生産子会社を解散

2021年9月3日 (金)

荷主アルミフレーム製品の製造を手がけるエヌアイシ・オートテックは3日、タイ生産子会社のNICタイを解散すると発表した。

子会社は2015年1月に設立され、機械構造用アルミニウム合金製フレームシステムの加工販売やアルミ構造物・FA装置の設計・製作を続けてきたが、3年以上にわたって最終赤字が続いており、「グループ全体として、総合的に事業の合理性を勘案のうえ、経営資源の集中と経営の効率化検討した」(エヌアイシ・オートテック)として、解散を決めた。

今後、NICタイが構築してきた同社製品の販売と資材調達は「より有効な手段として、当社と協力関係にある現地企業を当社の代理店(協力工場)に指定し、これらを委託する」としている。

NICタイは、ASEAN地域の日系企業に納入したFA装置のメンテナンス、アルファフレームシステムの加工と販売、同システムを活用した構造物やFA装置の設計・製作・販売拠点として機能してきたほか、アルファフレームシステムの部品を海外調達するための窓口として、資材調達業務も担っていた。

解散のタイミングについて、同社は「現地の法律に従い必要な手続きが完了次第、清算結了となる予定だが、具体的な日程では現時点で未定」としている。