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三菱ふそう新社長にダイムラーのデッペン氏就任へ

2021年9月16日 (木)

▲カール・デッペン氏

荷主三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は16日、次期社長にメルセデス・ベンツブラジル社CEO(最高経営責任者)のカール・デッペン氏が、ことし12月1日付で就任すると発表した。ダイムラートラック社取締役、ダイムラー・トラック・アジア代表との兼務で代表取締役社長・CEOを務めてきたハートムット・シック氏は退任する。後日に開催する、臨時株主総会の承認を経て正式決定する。

デッペン氏は1990年にダイムラーグループに加わり、商用車を中心に、購買や物流分野でさまざまな管理職を経験。米国やトルコ、日本での勤務経験があり、日本では三菱ふそうトラック・バスで購買と輸送物流部門の責任者を務めていた。

2007年からはメルセデス・ベンツブランドのトラック「アテゴ」の戦略的プロジェクト管理責任者となり、11年から14年まではダイムラー社のグローバル経営責任者を務め、その後はダイムラーグレーターチャイナ社のCFOに就任。メルセデス・ベンツ社でのコスト管理責任者を経て、20年5月からはメルセデス・ベンツブラジル社のCEOを務めている。

三菱ふそうトラック・バスは、ダイムラートラック社が株式の89.29%を保有。残りの10.71%を三菱グループ各社が保有している。